冬のような日と春のような日が交互に来ていた、2月のとある寒い日。 「味噌仕込みをするけど来ない?」とお誘いを受けました。

季の実の店内には蓮の花が咲いています。 咲かせてくれたのは仏師の石原良定さん。

松竹梅。おめでたい場面でよく用いられるこの組み合わせは、井波彫刻でも、欄間のモチーフによく用いられます。

井波のまちの中心から少し離れた、山野地域。 散居村と呼ばれる、農村風景が広がる地域でねっとりとした甘味がおいしい、里芋が特産品。 里芋名人と呼ばれる、杉森 桂子さんにお話を伺いました。

9月の終わりごろ、季の実の庭に植物が植えられてからお店に向かうまでの道がずいぶん緑色に。 それからというものの足元を観察することが増えました。

早朝5時。 井波のまちの中心、瑞泉寺までまっすぐのびる石畳の八日町通り。 そんな早い時間にもかかわらず、人がそろそろと集まる日があります。

「庭も、ものづくりのひとつですね」 そう語るのは、作庭家の根岸 新さん。 根岸さんが手がけた庭が2箇所、新しく井波にうまれました。

漆と聞いてイメージするのは、つやっとした赤や黒の光沢のある色。 もともと漆とは、ウルシの木に傷をつけることによって出てくる樹液。漆掻きと呼ばれる方法で採取された樹液を精製し、おもに塗料として使われます。 漆芸家・田中早苗 […]

八乙女山を背に、井波を見渡すように建っている瑞泉寺。 幾度も火災で焼失するも、そのたびに地域の人々によって再建されてきたこのお寺が見てきた、井波の歴史があります。