「まだ、40年」
一人の人間がひとつの仕事を続けてきた年数を語るには、「まだ」はあまりにも似つかわしくない言葉。
しかしその謙虚すぎる姿勢が、木に向き合うには大切なのかもしれません。
旧井波町役場のすぐ裏手にある、大浦製材所を訪ねました。
ひとつのモノには、
いくつもの物語があります。
モノをつくった人、モノをつかう人。
おなじモノでも、手にとる人が違えば、
感じ方がちがいます。
イナミものがたりは、モノがもつ物語に焦点を当てて、
その魅力を探っていく連載です。
また、季節を楽しむためのヒントも、
訪ねた人々の暮らしのなかから拾い集めます。
「まだ、40年」
一人の人間がひとつの仕事を続けてきた年数を語るには、「まだ」はあまりにも似つかわしくない言葉。
しかしその謙虚すぎる姿勢が、木に向き合うには大切なのかもしれません。
旧井波町役場のすぐ裏手にある、大浦製材所を訪ねました。
まちの総合窓口。
そう聞いてぱっと思い浮かぶのはどこでしょうか。
観光客向けの案内所?
でも、観光するのではなく、そこに住みたいと思ったら?
井波には、井波に住みたいと物件を探す方を
まず、まち歩きに誘う不動産屋さんがあります。
瑞泉寺のすぐ目の前にある、小西不動産の
小西正明さんを訪ねました。
気づいたら縁が欠けていたお茶碗。
熱しすぎたお湯を注いで、ヒビが入った湯呑み。
引っ越しの最中、段ボールの中で割れてしまったお皿。
「金継ぎ」と呼ばれる
漆を使ってうつわを繕う方法は
耳にしたことがあったものの
なんとなくハードルが高く、
愛着があるから捨ててしまうのは躊躇うけど、
かと言って使い続けるのも・・・といううつわが
食器棚の奥に徐々にたまっていたとき。
漆芸家・田中早苗さんが
金継ぎ教室を主宰されていると耳にし、
昨年夏ごろから通っています。
井波のまちを歩くとあちこちで
目に飛び込んでくる、木彫刻の看板。
木彫刻の工房はもちろんのこと、
お魚屋さんには魚の看板、
時計屋さんには時計の看板と
それぞれのお店のシンボルを
店先で見つけることができます。
「黄色になったゴーヤは、
緑色のゴーヤが育って熟した状態。
中の白い種が真っ赤になってて、
食べるとすごく甘いんですよ」
そう話してゴーヤを割ると、中には
イチゴジャムのイチゴみたいに
とろりとした実。
8月のとある暑い日。
知っているようで知らない、
畑での野菜の姿を
ログログファームで見せてもらいました。
南砺市福光の商店街にあるジェラート屋さん、
Gelateria ZUCCA.
お店のショーケースを覗いてみると
たくさんのフレーバーのジェラートが並び、
どれもおいしそうで選ぶのに迷ってしまいます。
牛乳屋さんを営むと同時に
その牛乳を使ってジェラートを作っている
水口さんご夫妻にお話をお伺いしました。
毎年7月にある、井波の一大行事といえば、
井波別院瑞泉寺の太子伝会(たいしでんえ)。
1711年ごろから始まったとされる太子伝会は、
聖徳太子の一生が描かれている掛け軸をもとに
絵解き説法がなされ、普段は公開されていない
聖徳太子二才像が御開帳され、崇めることができます。
太子伝会の期間中、参拝客に御斎(おとき)として
「さばずし」が振る舞われます。
木彫刻師が木を削ったときに出る木くず。
nomiは、その木くずを使って燻製料理をつくる、
井波の路地奥にあるバーです。
今年の5月で2周年を迎えます。
nomiのマネージャー、藤島美智瑠さんにお話を伺いました。
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